2017年03月11日

マイケルの汗

卒業していった学生会長、ニックネームはマイケル。
汗っかきのマイケルは、実技の授業ではいつもエアコンの設定温度を冬でも、勝手に18度とかに下げて、女の子から怒られた。
マイケルに「自分だけの教室じゃないんだから」と私が注意して、26度に上げるのだけど、また、いつの間にか下げている。

でもね、本当はね、更年期症状でのぼせてしまうことのある私は、マイケルの自己中な設定で助けられることもあったんだよ。
どうしようもなく汗が出るのは、新陳代謝のいい若者と、更年期のおばさんとが同じだったなんて笑えるね。

卒業後の記念パーティーで、マイケルは私に手紙を読んだ。
「エアコンの設定温度ではご迷惑をお掛けしました。始めは怖かったけれど、明るくてちょっとお茶目な先生が大好きでした。
楽しい授業、ありがとうございました。」

学生達がすでにわが子の年齢よりも若くなり、年々ギャップを感じながら、それでも厳しいことばかり言う私を彼らがどこまで受け入れてくれるのか、時々不安になる。マイケルみたいに受け入れてくれる学生がいることが嬉しかった。

マイケルへのメッセージは「熱い、暑い2年間でしたね。最後の試験では実力を出し切った。これからは心の汗もいっぱいかいて、みんなに愛される技術者になってね。」

卒業までは大変なこともたくさんあって、こっちもクタクタになるけれど、もう今の生徒と授業をすることがないと思うと、寂しくもなるね。

   みんな、よく頑張った、ありがとう。                                                           マイケル.jpg

   マイケルとは、ガッツポーズの親指をくっつけて、
 また会おうと挨拶した。
   なんだか、男同士の友達みたいだった。


posted by 佐恵子 at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする