2007年10月27日

金曜日の夜

今夜は一人で、聞いていたい
あなたの歌声、いつまでも
誰にもじゃまされない 金曜の夜だから

今夜は一人、泣いていたい
あなたの気持ち、感じながら
自分に返れる 金曜の夜だから

その背中、重さに耐えて
肩揺さぶり、全身から振り絞るように

ギターのストラップ くいこんでいたのかも

弱音を吐かなかった人が
潮時と感じたとき

つらかったろうね
苦しかったろうね

今夜はずっと想っていたい
届くはずもないあなたを

自分に溺れてもいい
金曜の夜だから
posted by 佐恵子 at 00:58| Comment(6) | TrackBack(0) | short story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

もし、淋しさがインクだったら

もし、あなたが病に倒れているとしても
もし、深い悲しみのなかにいるとしても
もし、息つく間もないほど、追われているとしても

あなたがあなたであることに変わりはないから
またいつものあなたを取り戻すまで
ここで待っている

優しすぎる人だから
心通じる人だから
大切な人だから

何もかも頑張り過ぎないで

求められることに答えなくてもいいのよ



元気でいてね

posted by 佐恵子 at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | short story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月25日

無人島で、、、

もう一度、無人島であなたと会えたなら、
きっと今よりは素直に
たぶん、なんのわだかまりもなく
かならず、とびきりの笑顔で
いつかみたいに、
あなたの胸に飛び込んでいくことでしょう。

そして、しずかに本当の話をして
むかしみたいに、
あなたの胸で泣くでしょう。

無人島で会えたなら、
もっと分かり合えるはず。

しがらみも、抑圧も、家族も、友達も
誰もいない、無人島ならば、
あなたと、わたしの、ほんとの愛が見えるのに。
あなたが、わたしを縛り付ける理由もないのに。
posted by 佐恵子 at 17:57| Comment(4) | TrackBack(0) | short story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月13日

イメージの詩

海を見に行きたい。
青空を見に行きたい。

花の小道を歩きたい。
フフフンと歌いながら。

風に吹かれに行きたい。
大声で叫びに行きたい。

なつかしい人に会いに行きたい。
そして皆で笑いたい。

細い月を見に行きたい。
凍てつく夜空の星を見に行きたい。

熱い飲み物を飲みたい。
そして二人で温め合いたい。

朝日を見に行きたい。
落陽を見に行きたい。

海辺の道を歩きたい。
ララララーと歌いながら。

風に吹かれに行きたい。

海を見に行きたい。
posted by 佐恵子 at 23:25| Comment(3) | TrackBack(0) | short story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月08日

しのび逢い

私になら、あなたのつらさを受け止められる。
孤独なあなたの荒涼とした風景を変えられる。
どうにかしてあげたい。
なんとか温めてあげたい。

もしも、しのんで逢えるなら分かり合えるのに。

お互い大人になりすぎて、
情熱にまかせて動けない。

あなたなら、私の不自由さを解放してくれるはず。
孤独な私の笑顔の後ろの淋しさを変えられる。
どうにかしてほしい。
なんとかもう一度会いたい。

もしも、しのんで逢えるなら分かり合えるのに。
もしも、しのんで逢えるなら、、、、。

posted by 佐恵子 at 23:43| Comment(17) | TrackBack(0) | short story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

こんなに抱きしめても

信じてないわけじゃない
数え切れないほど、君を抱きしめたはず
夢見心地で目を閉じる君の瞳の奥に、
俺の知らない世界があるようで
君をまるごと包みたいのに

嫌いになれるはずもない
数え切れないほど、思い出つくったはず
丸まって安らかな寝息をたてる君の夢に、
俺の知らない過去があるようで
君と二人で歩きたいのに

強く抱きしめても
何度抱きしめても
いつまでも俺だけの君にできない

君は人が好きだから
君はとどまることがいやだから

こんなに抱きしめても
こんなに抱きしめても


posted by 佐恵子 at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | short story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする