2015年06月11日

生きてゆくのは、みっともないさ

帯状疱疹がこれほど痛いものだと思いませんでした。右太ももの両端に見る見るうちに増えていった発疹。
赤く腫れてくるとともに痛みも激しくなって。まるで神経をナイフで切り裂かれているみたいに、ズキズキと
痛み始めて、痛み止めが手放せない日が続いていました。
一週間飲み続けた抗生剤がやっと効いてきたようで、少しずつ発疹も薄くなり、痛みも和らいできました。

ストレス?それとも酷く疲れていたの?と聞かれても、それほど心当たりはないのです。
とにかく、思わず痛みでしかめっ面になってしまうことや、足を引きずって歩く自分がみっともなくてね。
年のせいだとしか思えなくて、情けない。

「もう若い人たちと一緒に働くことは無理なのかもしれない。足手まといになるばかりなのかもしれない。」
そんな不安がよぎって、悲しくなる。それでまた、がむしゃらに頑張ってしまう。
だって仕事場にいるほうが痛みも紛れるんだもの。

目をそむけたくなる、老いへ確実に向かっている自分を認めて、上手につきあっていくしかないのでしょう。
せめて、60歳までは仕事を続けたい。

この頃はなるべくみっともなくならないように、ヘアスタイルも変えて、メイクもきちんとして、おしゃれして職場へ行っています。自分で自分のテンションを上げないと、気合が入らないんだよ~グッド(上向き矢印)

親の介護のために30年以上勤めた職場を退職した友達、60代になり体調を崩して退職した先輩。
「女も仕事に生きた人なら、引き際が大事。花も実もあるうちに辞めることよ。」
という名言をもらいました。

私は、本当にみっともなくなるまでは、もう少し頑張りたい。
でも、生きてゆくことはどうしようもなく、みっともないよね。






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2015年05月06日

篠山紀信展 写真力

写真.JPG  ジョンとヨーコの写真が見たくて、山口県立美術館へ行ってきました。
 『DOUBLE FANTASY』のアルバムジャケットのキスシーンは、展示室の入り口から一番目に展示してあり、
これだけは写真撮影が許されていたので、携帯で撮らせていただきました。
セントラルパークで撮影された二人の自然なキッスは、ヘアメイク、スタイリストなどのスタッフもマネージャーもいないで、篠山紀信さんとジョンとヨーコの三人だけで行われたといいます。真実の純粋な愛情が二人の表情から溢れていて、さりげなくて、ほんとうに、きれい。
このアルバムが発表されて1ヶ月後にジョン・レノンはファンに撃たれ亡くなってしまったのですが。
それでよけいに二人の愛が永遠になったのかもしれません。
大きく拡大されたこの写真は、優しさと愛がいっぱいなのに、なにか心に迫ってくるような力がありました。
「love&peace」のメッセージも聞こえてくるようです。
全ての写真を見て、私は展示室の順路を逆行して、再び入り口のこの写真を見に行きました。
心に焼き付けるようにもう一度最後に見ておきたかったから。
40代の男女のキッスなのに、爽やかで、映画のワンシーンのように美しい。
ジョンとヨーコの気持ちが写真に写っているからなのでしょう。   
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2015年04月23日

 消えていくんだね

青春時代を過ごした町に久しぶりに仕事で来ました。
一昨年まであったはずの美容室にシャッターが下りていました。
「テナント募集」の看板も。
私が働いた最初のサロンです。
30年前の私はがむしゃらだった。夢に向かって必死に頑張っていた。
布団に入ると、わけの分からない涙で枕を濡らす夜も多かった。
オーナーだった先生が亡くなってもう3年。
美容師としても、人間的にも尊敬できる人だった。
あの頃15人くらいいたスタッフ、今はどうしているんだろう。
先輩が受け継いだと聞いていたから、いつでもお店に行けば皆に会えると思っていた。
美容師に育ててくれた昔の先輩達が今もまだ働いていると聞いていたから。
いつの間にか、消えてゆくんだね。
本当の思い出になっていくんだね。

お店の近くで、先生の弟さんが営んでいたカレー屋さんはまだ残っていました。
一度は店の前を通り過ぎたけれど、やっぱり懐かしくて引きかえして店に入りました。
「銀南カレー」は今も300円のままで、30年前と同じ味でした。
マスターはぼんやりとだけど私を覚えていてくれたみたいです。
「なんか見たことある顔だなあ。」と言って、昔話をしてくれました。

つらかった修行時代、恋もしていたけれど、うまくいかなくて、
家族は病気になってしまうし、
何にもいいことなんてないと思っていた。
それでも夢だけは失わなかったから、多くの人に助けられて、なんとか一人前になれたんだと思う。
基礎技術のしっかりした、40年以上続いた老舗の美容サロンが私の美容師としての原点だった。
多くの先輩達がスタイリストとなり、そこから独立して自分の店を持っている。
独立するスタッフを喜んで送り出す先生の器の大きさを尊敬していた。
私は美容師を目指すたまご達を育てる仕事に就いたから、そこで恩返しをしなければ。

この場所に来ると、ひたむきだった二十歳の私を思い出す。
つらいことが多かったけれど、歯をくいしばって頑張っていた私に会える。
それがあるから今があるんだと、もう一度心の中で確認して、
もうあの頃のように突っ走ることはできないけれど、
ゆっくりでもいいから、一歩々進んで行こうと思う。

消えていくんだね。時代とともに。
それでも、青春の思い出はいつまでも消えはしない。
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2015年04月07日

お誕生日のメッセージ

拓郎様
 遅ればせながら、お誕生日おめでとう。
 「歌いたい、という強烈な気持ち」
 とっても嬉しいメッセージ。

 それだけで私は元気になれる。
 まだまだ、強烈な気持ちがあるんだもの。

 もう、若い頃のようにはいかないけれど、
 今だから、今でなければできないこともあって、
 今だから歌いたい歌もあるんだね。

 またいつか、きっといつか歌える日まで、
 ずっと、ずっと待ってる。

 あなたの強烈な気持ちを受け止めたいもの。
 
 まだまだ私にも、できることがあるんだと思えるもの。

 いつまでも、どこまでもさよならなんて言えないもの。

 分かってくれるただ一人の君と思い込みたいもの。

 拓郎様、自分を一番大切にしてくださいね。

 
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2015年04月03日

燃えるように咲く

通勤途中の川沿いの桜並木は、昨日まで満開でした。
温かくなって一斉に花開いた桜はこれまでよりピンクがかっているように見えました。
それはまるで昨日までの少女の一途な恋が実ったときのように、
枝の先まで咲きほころんで、もう誰も止めることなどできないのです。
抑圧していた想いが一気に溢れて、
まるで燃えているように私には見えるのでした。

そして精一杯咲いたら、今日の雨と風で、はらはらと散るだけなのですが、、、。

今年の桜は潔くて、いつもよりもきれいでした。
月の光の下では、なまめかしくもありました。

もう、燃えるように咲くことなどないであろう私は、羨望と嫉妬さえも感じながら花を見上げるのです。

忘れかけていたときめきを思い出させてくれた、今年の桜です。
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2015年03月06日

私には拓郎がいるから

もう4日も風邪をこじらせて寝込んでいます。インフルエンザかと思うくらい熱も出て、なかなか良くならない。

「後悔したくないから、私はやれるだけのことは全部やるのよ。あなたたち学生のためでもあるけれど、自分自身の生き方の証だから。」

そんなこと学生の前で言い放って、受験対策授業は休日返上で頑張りました。
でも、心に体がついていかない。国家試験翌日、発熱し倒れてしまいました。
のどがひりひり痛い、せきが止まらない、熱も夕方になると高くなる。体が痛くて眠れない。でも検査してもインフルエンザではないのでした。
点滴、検査、あとは寝てるだけ。頭の中でいろんなことが駆け巡って、イライラが募るばかり。
こんなことしてる場合じゃないのに。やらなくちゃならないことは沢山あるのに。

そんなとき、「TYIS」が送られてきて。布団の中でぼんやり読んで、「そう、拓郎の後姿いいよね」なんて。
Youtubeで拓郎ばかり聞いています。こんなときは、それが一番慰めで、心の支えです。

私には拓郎がいるから、なにがあっても大丈夫。
こんなときも大丈夫でいられるのです。

早く元気になりたい。
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2015年02月09日

軟なやつら

生きた世代は違っても、いつかはきっと、伝わると信じています。

愛情をいっぱい受けて育った若者達のはずなのに、大人への不信感はどうして消えないのだろう。
甘えっこで、マイペース。意志は弱いけれど好き嫌いははっきりしていて、自己中。
追い詰められてもいないのに、諦めるのは早い。
彼らの口ぐせは、「つらい。めんどくさい。うざい。」

弱虫の意気地なし達をなんとかしたいと思います。

あなたが諦めても、私はあなたを諦めない。
心はいつか通じると信じています。

嫌われても、々、言い続けるしかないのでしょう。
嫌われても、々、信じ続けるしかないのでしょう。

軟な若者と、明日も闘います。
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2014年12月21日

証明 

「いろいろと悩んで、苦しんで、考え抜いて出した結論なんだ。辞めると決めたらとても楽になれたんだ。
だからもう、引き止めるようなこと言わないでよね。もう、決めたんだから。」

 吹っ切れたような明るい表情で、Nは私にそう告げたのでした。
「入学してからこれまでの時間や、それにかけたお金がもったいないね。クラスには親しい友達もいるのに、一人になって寂しくないの。アルバイトだけでは自立できないよ。
卒業してから、また別のことをしてもいいんだし。
美的センスもあって、デザインも得意なんだから、辞めないで取れるだけの資格を取れば、就職もできるのに。」と思いつくこと全て言ってはみたけれど、彼女の気持ちは変わらないとなんとなく分かっていた。

「つらいからと言って逃げていたら、何も変わらないよ。少しずつ良くなるようにやってみようよ。」
と言ってはみたが、
「先生、今は逃げたいの。逃げてもいいでしょ。つらすぎるときは、逃げてもいいじゃない。
これまで自分を追い詰めすぎたから、少し楽になりたいの。それから、やれるようにやってみるから。
心配しないで、見守ってほしいの。」

しっかりしたNの言葉には、苦しんで出した結論への強い気持ちが感じられ、説得力があった。

Nは、何がつらかったのか、何が苦しかったのかは、私にきちんと話してくれた。その内容を考えると、
逃げたくなった気持ちが理解できた。


「証明」の歌詞を思い出した。

太陽に背を向けて走れ、風に向かって逃げるも良いさ
今を今と感じるならば、光も闇も狂おしいほどだ

暗い暗い路地が見える、野良犬さえも臆病がって
何処へ続く道かは知らず、行ってみようおのれの足で


Nを信じてみたいと思う。
自分の生き方を見つけるまで、見守っていようと思う。

心を解放したら、いつかきっと逃げないで立ち向かえることを見つけると、信じてみようと思う。

生きてる証を見つけてほしい。
posted by 佐恵子 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | よしだたくろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月26日

もういいだろう、まだたりない

この頃、通勤途中は読書をしています。家庭から職場への45分間の電車の中、何か別のことを考えたり、違う世界に浸りたいからだと思います。
最近は茶道家の「塩月弥栄子」さんの「女50歳からの生き方が人生を変える」という1990年に発行された本を読みました。
40代の頃とは色々なことが変わってきたなと思われる私。「これから先、もうこれまでみたいに熱くなる事もないような気がしています。落ちてきたスタミナをなんとか持ちこたえさせながら、自分とじょうずに付き合って、できるだけ長く仕事を続けられればいいのかな。」となんとなく思っています。そろそろゆっくりと下り始めているのだと感じます。


この本の中で印象に残った文章。

50代になって克服する二つのこと。
一、過去の失敗にくよくよして気落ちすること。
二、将来、起こるであろう事に思いわずらうこと。
このふたつに固執している間は、いつまでも目先のことに追われてしまうでしょう。

自分の50代の人生を振り返ってみて、もっとも楽しかった時、よい友人にめぐまれた時、最愛の人にめぐりあったとき、結婚式の時、仕事で成功した時等々を思い出してみます。
そして、ひとつひとつ箇条書きにして、なぜ楽しかったか、どうした時によい友にめぐり会えたかなど、失敗でなく、成功のプロセスだけを思い出すのです。すると、楽しさは辛苦の、成功は失敗の歩みの上にかち得たことが分かると同時に、将来の夢に向かって突進できる自信も生まれてくるものです。
 
私の場合、克服すべき二つのことは、二つとも克服できていません。
仕事がうまくいかなかった時、協力するふりをして、実はまったくしらんぷりした人を恨む気持ちは、その人を信頼していただけに未だに忘れられません。その時、他の多くの人たちが応援し、力を貸してくれたことのほうを大切に思うべきなのに。
そして、近い将来姑と実家の両親の面倒を私一人でみなければいけない状況になるであろうということ。そのことを考えると不安と憂鬱に襲われます。

成功したことだけを振り返ってみましょう。
仕事もプライベートも、苦しみぬいて、落ちるところまで落ちて、その先に喜びがあったと気づかされます。

人を羨んだり、恨んだりする感情は意識して排除していかなければ、前向きな気持ちにはなれませんね。
もっと前向きに、もっと自分らしく生きるためにまだまだ自分探しをしていきます。

もう50代、まだ50代です。

塩月先生によれば、「自分で得た喜びや成功を未来に生かしていくこと、これが50代を賢く生き抜くコツであり、大切な心構えなのです。」
posted by 佐恵子 at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月26日

再び AGAIN 

台風が通り過ぎた秋晴れに、AGAINのアルバムを聞きながら、車を走らせます。

9月は夏の疲れからでしょうか、自分自身の体調もなんとなく不安定で、口内炎が次々とできてしまいました。
息子や、1歳になった孫娘も体調を崩してしまい、心配の多い毎日でした。やっと皆元気になって、食欲も戻ってきました。

7月のコンサート以来、しばらく聞いていなかった「AGAIN」。
秋の深まった澄んだ空や、爽やかな風に溶けて、また心に染み渡ります。
繰り返し聞いてもすてきなのは、やはりこだわりにこだわって完成されたアルバムだからなのだと思います。

平凡な日常に、拓郎さんの歌が、ときめきを思い出させてくれます。
これまで恋した誰よりも、胸がキュンとしてしまう人なのです。
いつか、またいつか、今度は広島で会えたらいいな
posted by 佐恵子 at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | よしだたくろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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